1960年代、パリの裏通りにすむ13歳のユダヤ人少年モモ。
母親は幼い頃家出し、顔も知らない。
いつもお腹の調子の悪い神経質でまじめな父と貧乏な2人暮らし。
このお父さん、立派な本をたくさん持ち、まじめはまじめでも
目の前にいる息子のことには関心がない。
小さい頃にプレゼントしたブタの貯金箱のお金を
息子が何に使ったかなんてまったく気付かないし、
毎日食事の用意をしてくれるモモに優しい言葉ひとつも
かけることはない。
一方、、小さな雑貨屋を営み朝8時から夜11時まで
地道に働くトルコ人のイブラヒムおじさん。
お店で万引きをしているモモへのおじさんの一言。
「幸せじゃない」とつぶやくモモにするアドバイスとは?
様々な宗教が共存するトルコの寺院巡りで、
イブラヒムがモモにその違いを体感させる方法 etc.
小さなお店の店主ながら、人生を楽しむ豊かな知恵を持ち、
暖かい愛情を少年にかけてくれる。
「コーランには何でも書いてある」という割には
具体的に「何をしなさい」とか、「してはいけない」とは
一言も出てこない。
人を恐れさせ、支配するための宗教ではなく
神様に受け入れられている、という信仰がイブラヒムの
寛容さを育てているのかと思う。
60年代の音楽もシーンにピッタリ!
後半、ギリシャ〜トルコへの旅の景色もきれいです。
夏の終わり、ちょっとお疲れ気味の時に
おすすめの作品です。
イブラヒムはこの作品が久々のスクリーン復帰というオマー・シャリフ。
ドクトル・ジバゴではこんなに若かったんです。
この映画にはクルクル回るお坊さんが出てきましたが、
トルコ料理 「坊さんの気絶」とは?
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