2006年09月15日

60年代パリ『イブラヒムおじさんとコーランの花たち』



1960年代、パリの裏通りにすむ13歳のユダヤ人少年モモ。
母親は幼い頃家出し、顔も知らない。
いつもお腹の調子の悪い神経質でまじめな父と貧乏な2人暮らし。
このお父さん、立派な本をたくさん持ち、まじめはまじめでも
目の前にいる息子のことには関心がない。
小さい頃にプレゼントしたブタの貯金箱のお金を
息子が何に使ったかなんてまったく気付かないし、
毎日食事の用意をしてくれるモモに優しい言葉ひとつも
かけることはない。

一方、、小さな雑貨屋を営み朝8時から夜11時まで
地道に働くトルコ人のイブラヒムおじさん。

お店で万引きをしているモモへのおじさんの一言。
「幸せじゃない」とつぶやくモモにするアドバイスとは?
様々な宗教が共存するトルコの寺院巡りで、
イブラヒムがモモにその違いを体感させる方法 etc.

小さなお店の店主ながら、人生を楽しむ豊かな知恵を持ち、
暖かい愛情を少年にかけてくれる。

「コーランには何でも書いてある」という割には
具体的に「何をしなさい」とか、「してはいけない」とは
一言も出てこない。
人を恐れさせ、支配するための宗教ではなく
神様に受け入れられている、という信仰がイブラヒムの
寛容さを育てているのかと思う。

60年代の音楽もシーンにピッタリ!
後半、ギリシャ〜トルコへの旅の景色もきれいです。

夏の終わり、ちょっとお疲れ気味の時に
おすすめの作品です。


イブラヒムはこの作品が久々のスクリーン復帰というオマー・シャリフ。
ドクトル・ジバゴではこんなに若かったんです。




この映画にはクルクル回るお坊さんが出てきましたが、
トルコ料理 「坊さんの気絶」とは?  yablue.gif   Potluck Cafe*
posted by *タンタン at 23:59| Comment(0) | TrackBack(1) | * シネマ & Books * | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/23812565

この記事へのトラックバック

イブラヒムおじさんとコーランの花たち
Excerpt: 予告を観て既に気に入った映画です。孤独な少年モモと小さな雑貨店を開くイブラヒムお
Weblog: cinema note+
Tracked: 2006-10-05 01:14
【TSUTAYA online】最新DVD&レンタル情報をチェック!


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。