お人形顔にあざを作り、たばこズパズパ。
落ち着きのない、感情的で繊細な主人公を見事に演じています。
姉レイチェル(ローズマリー・デウィット)の結婚式の為、施設から
退院してき妹キム(アン・ハサウェイ)。
自宅での結婚式前の準備、リハーサル・ディナー、式当日の3日間で
明らかになってくる家族の関係、過去の傷。。。
「最も美しいホームビデにしたかった」というジョナサン・デミ監督の意図
どおり、ビデオで撮影されたような動きのある映像。
見る側も結婚式に参加しているお客のように、だんだんとバックマン家の事情が
わかってきます。デミ監督の友人たちが結婚式の招待客としてキャスティング
されていて、いつもどこからか音楽が聞こえてきて、自然なパーティーの
雰囲気。
レイチェルのフィアンセ、シドニー(トゥンデ・アデビンペ)はもの静かで
包容力のあるタイプ。友人をみればその人柄がよくわかりますね。
冒頭、レイチェルが帰宅し部屋をまわりますが、お庭も広く、部屋数もあり
裕福。しかもシドニーのみならず、父親の親友も音楽家(黒人)が多く、
リベラルな家庭であることがわかります。
両親の離婚、多国籍のパーティー、薬物依存。
アメリカな設定なのに、繊細さとあたたかさを感じるのは、
ジェニー・ルメットの脚本の素晴らしさでしょうか。
父は、名監督シドニー・ルメット。
私は『十二人の怒れる男』『狼たちの午後』『評決』『旅立ちの時』が
好きな作品です。
家族という切れない絆。一番わかってほしいのに、すれ違う悲しさ。
あまりにも重い過去を背負いきれずにもがく苦しさ。
リアルです。
監督、脚本はもちろん、キャストが素晴らしかった♪
ここからネタバレ ↓ ↓ ↓
二人の娘の実の母役にデブラ・ウィンガー。
お久しぶりですがキレイです。
が、キムに本音をぶつけるシーン、迫力あります。
ケーキ・カットの時、手をはずしてしまう彼女。
娘の結婚式の準備も傍観者。当日も途中で帰宅してしまう。
もうちょっとキムの痛みに寄り添える母親だったら、変わっていたのかも。
両親、それぞれお似合いの再婚相手だと思いました。
父親の後妻はしっかりしていて、キムにもちゃんと向き合い、
食器洗い機競争の時もヤジを飛ばすなど、これからもお父さんの支えに
なってくれそうで。
母親の相手は、いかにもビジネスライク?
ママはキムとのやりとりもなかったことのように振る舞うように、これからも
深く関わらずに暮らしていくのでしょうか。。。
結婚式翌日、イーサンの写真をバッグに入れ、ぼさぼさの髪のお父さんを
窓越しに見ながら"Dad"とつぶやくキム。
新しい命の誕生とともにキムの幸せを願わずにはいられないラスト。
過去のことは一生消えないけれど、希望のあるラストがよかった。
+++ お気に入り♪ +++
♪ 席決めに動物フィギアに名札つけて並べてる。
♪ ギターとドラムの結婚行進曲。
♪ 水色のウェディング・ケーキ
+象。ターメリックの味がするってどんな味?
♪ 即興演奏。新郎のアカペラ。
? シドニーの友人のチャイニーズの方。久石譲かと思った (゚∇゚ ;)
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